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日本の船でよく「○○丸」と名づけられているのは船に「お舟玉」と呼ばれる御神体が納められているから。星を見ず岸を見て舵を取るのが日本の伝統航法ですが、岸が見えなくなってからはどう進むかを御神体に訊いていた。昔から安全と豊漁を祈って船大工の棟梁は”運のいい奴”が選ばれました。船に御神体を納める儀式は棟梁が伝承するのですが、これは空海が九世紀に唐で授かった密教の秘法。祖父は直弟子でない私には絶対に儀式を見せてくれませんでした。